給与アップを目指すために
転職をしたい人は誰しも、ステップアップしたい。転職組みを歓迎する求人広告に「前職の給与を考慮」と謳っている場合があるが、かといって、必ずしも年収アップは期待できない。読んで字のごとしで、あくまでも考慮するだけで、前職の年収アップを確約する文言は含まれていない。とはいうものの、転職したい人が、重要視するのは「年収」だ。希望的観測で、何となく年収がアップするのではとの錯覚を持ってしまう気持ちも理解できる。素晴らしいスキルを有し、ヘッドハンティングでもされるのなら、そういうこともあるだろうが、現実はけして甘くはない。
むしろ、転職で「年収」が「前職時よりダウン」するケースの方が多いかもしれない。ところが、転職によって年収アップを勝ち取る人もいる。そんな人たちには共通点があるようだ。まずは、手段を絞らないことだ。求人情報誌は山ほどあるし、それぞれの特徴があるのでひとつだけの求人情報誌に頼らないことだ。ネットの求人情報や、知人の情報も取り入れて柔軟に対応するべきだろう。
次に大切なことは、自分をアピールすることだ。同じ求人案件であっても、応募者のスキル度や、経験度合いによって、企業が提示してくる年収は当然違ってくる。勤続年数何年という時間の長さを誇るのではなく、こんなことができますとか、こんな実績がありますという自己アピールが必要である。最後に重要なことは「どの企業に行くのか」だ。将来性があり、十分成長し年収のアップが期待できる企業なのかを、しっかりと見極めることが大切だ。